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ADVANCED DEFENSE

ワンウェイゲート

道路や鉄道などに野生動物が侵入して起こる「ロードキル」や「レールキル」も大きな問題です。その対策として、道路・線路沿いに柵を設置するところも増えてきていますが、踏切など、柵の無いところから侵入した動物が、柵があるために外に出られないということも珍しくありません。

このような出られなくなった動物を外に出すためのゲートがワンウェイゲートです。写真はイノシシ用ワンウェイゲート。ゲート外側に、侵入方向へは蹄の動物が歩き難い特殊形状のグレイチングを併用すれば、侵入対策はより万全になります。

テキサスゲート

牛やイノシシ、シカ等の偶蹄目の動物は、写真のような路面を歩くことが非常に困難で、この性質を利用したのが「テキサスゲート」と呼ばれるゲート?です。門扉はなく、車の往来には何の支障もありませんが、偶蹄目の動物は侵入・脱出ができません。

元々アメリカの牧場の技術ですが、日本でも青森県や沖縄県の牧場周辺や、北海道ではエゾシカのコントロールのために設置されている場所があります。

簡易テキサスゲート

テキサスゲートを設置するには、それなりの規模の工事となってしまいますが、同様の効果を狙った、特殊形状のグレイチングを使う方法もあります。写真は道路に埋め込むような設置で小規模な工事によって設置されていますが、スロープを併用して、道路に「置いて」設置することもできます。

本格テキサスゲートに比べれば、侵入を許す可能性は万全とまでは言えませんが、実際に設置されている場所では十分な効果を上げています。

フラッドゲート

設置状況
フラッドゲートコントローラー

ゲートと名前はついていますが、上の3つとは趣が異なります。電気柵で囲った時に、水路が動物の侵入路になるような場所で使うモノです。右写真では、ボックスカルバートの上に電気柵が張ってありますが、水路が無防備になっていましたので、鎖を垂らして電気を流しています。

水路の上に電気柵を張れば、増水した時に漏電して大幅な電圧降下が生じ、侵入を許してしまう可能性があります。しかし、特殊なコントローラーを使うことで、水路での漏電を、柵全体に影響が及ぼさないようにすることが可能なのです。