ソリューション

公共牧場施設

未来のアグリの公共牧場施設・コラール

公共育成牧場には人手を掛けず牛群をコントロールするためのノウハウが詰まったレイアウトでコラールが構成されています。牛群を集める集合ヤードと、検査を行うための狭い通路部(シュート)に誘導する追込み柵をベースとして、牛衡施設、薬浴施設、治療検査施設、写真撮影枠、入退牧時のプラットホームである乗降台等が組み入れられます。

コラールは管理する牛種、頭数などにより構造、規模、レイアウトは違ってきます。旧北原電牧㈱時代からの長年の実績をもとに、ご要望の条件から最適なコラールをご提案いたします。

代表的なレイアウト例と各種施設

広大な放牧地には、経済的な有刺鉄線や電気柵を使った牧柵も利用されますが、これらの紹介は牧柵のページでご紹介しています。

基本のパイプ柵

コラールで多用されるのが、未来のアグリオリジナルのDPパイプです。コラール・パドック柵線用に設計された鋼材です。
断面係数で60×30の角型鋼管(t2.3)を上回りながら、重量はDPパイプの方が軽くなっています。
また、なだらかなRを描く外形は、角鋼に比べ牛に優しい設計となっています。

DPパイプ70×33×t2.0

乗降台

入退牧時のプラットフォームである乗降台。通常はコンクリート(L型擁壁等)で作りますが、型枠・打設が必要なく、生コンクリートを運べない場所にもマッチします。
スロープも現地残土で成形できて、牛の脚にも優しい設計です。
半特注でトラックの荷台(低床・高床)に合わせて製作いたします。

円形パドック

少人数でシュートへ追込可能な回転式パドック。

馬栓棒。シュート部で牛の動きを止めます。構造が単純で、経済性に優れます。
使い勝手を重視する場合には次項のスライディングゲートを使います。

スライディングゲート

馬栓棒の欠点として、管理人が馬栓棒で止めようとしても牛の前進するスピードに負けて馬栓棒の反動でけがをする可能性も否定できません。この欠点を解消するのがスライディングゲート。瞬時に開閉ができ、安全に牛の動きを止める事ができます。

牛衡枠場

牛衡板での計測は、寄りかかりによる重量変化が起こり正確ではありません。そこで枠ごと計測し、風袋引きをして正確な牛の重量をはかるための施設です。側面からは写真も撮れることから、「写真撮影枠」と言うことも。オプションで側面スライド機構が付いた枠もあります。

コラールゲート

門柱が丸パイプで、構造的には門柱軸を中心に360度回転できる門扉。

柵水槽

1700ℓで巾5mの水槽で、転倒防止の柵も中央部へ配置。
FRP5層構造で耐久性も抜群です。
両側10頭同時飲水可能。